デート援

今でもあるのかもしれないが、その昔はデートクラブなんてものがあった。
表向きはデート嬢とデートするもの・・・だが、紹介とセッティングはするけど、あとは自由恋愛で、と言うスタンスだ。セックス斡旋を大っぴらに謳っちゃうと、管理売春になっちゃうからね。
当時、興味はあったんだけど、さすがにペーペーの給料ではどうにもならない額だったので、指をくわえて見ているだけだった。
しかし、今や未曽有のインターネット時代。デートクラブはデート援となって、素人さんが続々参加してきた。
性行為はなし、食事したり映画見たりカラオケ行ったり、限られた時間で気楽にデートを楽しめる。
いい時代だなと思いつつも、何々がいくらとか、細かく料金体系を記載している書き込みなどを見たら、多少げんなりする。まあ、援助なのだからお金は当たり前なのだけど。
そんなわけで、割り切ってデート援を体験してみた。
やって来たのは、自分と年齢が一回り違うJKだった。ちゃらちゃらした格好でいかにも遊んでますって感じだ。
時間は2時間、食事してお茶飲んで・・・と言う普通の流れだ。
人生=彼女いない歴の僕にとって、女の子と一緒に街中を歩くだけで大事件。
彼女は、そう可愛い方ではなかったのだけど、それでも漂ってくるいい香りが、女の子とツーショットと言う信じられない現実を伝えてくれる。
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食事して、コーヒーを飲んで、残った時間はゲーセンに入って・・・と、普段の僕の生活に、女の子が連れ添ってくれているのだ。
これは、驚くべきことに現実なのだ。夢ではない。僕の隣には、この時間だけの僕の彼女がいるのだ。
そして、約束の時間はあっという間に過ぎた。僕の方が緊張して、あまりしゃべれなかったけど、女の子は根気強く付き合ってくれた。
お金を渡して「今日はありがとう」とお礼を言うと、彼女は笑顔で「いえいえ、これくらいならまた声をかけてください」と言う。
アドレス交換くらいはしたいなあ、と思ったが、なかなか僕が言い出せないでいると、彼女の方から「アドレス交換しますか?」と聞いてきた。
これ幸いと「ぜひ」と僕が申し出ると、彼女は頷いてこう言った。
「アドレス交換は3000円でお願いします。あと、今ならハグも1000円でサービスしますよ」
僕は、どうも2時間あまり夢を見ていたようだ。
ノンケ
ノンケ狩り